『監督のつぶやき』vol.12
 久々の投稿です。最近、転勤がありまして仙台市へ毎日通勤してます。もう40歳を過ぎまして、毎日往復160キロの車の運転が辛いです。週末の少年野球があるから、まだ頑張れているこの頃です。
 今シーズンも終盤に差し掛かりました。春先は6年生不在のチームで不安もあり、負けが続いていましたが最近は勝利する場面が増えてきました。今年入団した団員も日々成長をしていて指導者として嬉しく思います。保護者の皆様にもお手伝い頂き感謝しております。
 そんな中、9月27日に大会があり遠方まで出向いての招待試合でした。主将が体調不良で休みとなりました。ただ、5年生5人で試合経験が豊富な団員と4年生4人で、何とか試合に勝てると思って臨みました。試合開始しエラー連発、声がない、チームをまとめて引っ張る子が居ないという現実を目の当たりに・・・。
主将がリーダーシップを発揮し精神的な支柱となっている事に改めて気づかされました。
 試合後、子供達(特に5年生)に向けて厳しい話しをしました。「次の大会はベンチスタートにする」と。主将が居ない中でも、明日(28日)には元気に戻ってくれるかもしれないから、今日3勝しようと朝に話しをした事が全く伝わってない・・・。『小学生だからしょうがない』とは私は思いません。チームで戦う競技は全て「思いやり」で成り立っていると思います。主将は1年生から見てきていますが、よっぽどの事が無い限り野球の練習や試合を休む事が無い野球大好き少年なんです。本当は27日も試合に出たかったはず・・・。それは、チーム全員が知っているはずなのに、主将の為に今日は絶対勝つとか自分がチームを引っ張るといった事が感じられなかった事が残念でなりません。そんな中で3年生が頑張り、唯一の1年生が一生懸命バットボーイをやってくれたり、4年生が精一杯試合に臨み、他の小学校から入団している5年生1人だけが最後まで声を出し続けてチームを盛り上げようとしてくれた事、それだけしか良い事がありませんでした。同じ小学校に通い、長い子は幼稚園から一緒の同級生がもっとチームメイトの事やチームの事を考えられたんではないか。これって日々の積み重ねなんです。大人になっても、目上の人に自分から挨拶して来ない人、自分の仕事が終わったら知らん顔の人、言われてからしか動かない人、常に人の意見に左右されて自分の意見を言わない人・・・。自分が出来て無い事を子供に押し付けていませんか?保護者の方々は日々出来ているでしょうか?日頃から私は子供達に「勉強も野球も姿勢が大事」と話しています。挨拶しない親の姿勢を見た子供が実践出来ますか?人の話しをテレビやスマホを見ながら聞いていませんか?間違った時は子供に対しても謝れますか?保護者の方々が悪いとは思いませんが、勉強しなさいや野球の練習をしなさいでは出来ない子が増えるだけだと思います。目的は何かを明確にし、勉強や練習は目的達成の為の手段である事。勉強する事や野球をする事が目的な子にリーダーシップやフォロワーシップ精神は生まれないと思います。あくまでも個人的な考えですが・・・。
 今シーズンも残り2ヵ月となりました。目的はチームスローガン「元気・感謝・思いやり」の実践を日々する事です。その為の手段として、技術向上とチームの勝利があると思っています。残り1年ちょっとの監督期間で少しでも伝えられたらと思います。
Nitta-twins 返信数:0 更新日:2025/9/28 21:49 / 投稿日:2025/9/28 21:49

Amazon.co.jp 野球用品