『監督のつぶやき』vol.5
 11月6日に春以来対戦の無かったチームと2試合練習試合を行いました。春に対戦させて頂いた時は8対9で負けてしまいました。久々の対戦でどんな結果になるか楽しみでしたが、終わってみれば1勝1敗で2試合とも1点差というシビれる試合でした。ただ、春からの成長としては、70分の時間制限のある中でしっかり5回までやれるようになった事です。それだけピッチャーの精度も上がり、内野外野ともにしっかり守れるようになったとの表れだと思います。ちょっとずつですが、子供達は確かに成長しているなーと感じさせてくれます。
 ただ、今日の試合でも叱った事があります。やれる事をやらない、必死にボールに向かっていかない事です。この事に対しても、お父さん・お母さん方で私への不平不満は少なからずあると思います。
 私にも選手起用や選手へ叱る事にしっかりとした信念はあります。選手起用で1番大事にしている事は、チームメイトへの思いやりがあるかです。人の為に声を出す事、道具の準備や片付けを自分から出来る子を使いたくなります。1人では出来ないスポーツだからです。子供達が、社会に出て働いた時に自分1人では何も出来ない事に気づくはずです。仕事を通して私自身が感じた事ですが、親がお金を出してくれているうちに、まともな人間にならないとダメだなと感じています。将来、子供達が社会に出てお金を貰う立場になった時に、遅刻してくる人間や自分の利益だけ考える人間になってしまったら、誰も相手にはしてくれなくなります。だからこそ、お父さん・お母さんがお金を出してくれている、『今』のうちに相手の立場を考えられる人間になって欲しいんです。選手起用にしても、叱る時にしてもチーム全体の事を考えていないプレーや行動は絶対に許さないです。だって、バットやグラブの道具類は自分達で買ってないし、試合の時の送迎、審判は親がやってくれています。だからこそ、野球が出来ているんだと思って欲しいです。その人達の為に、全力プレーする事や誰よりも元気を出す事、感謝する事こそが『思いやり』の成長に繋がると思っています。
Nitta-twins 返信数:0 更新日:2022/11/6 17:30 / 投稿日:2022/11/6 17:30